京都アニメーション制作。石立太一監督。テレビアニメは未見ですが、話題になっていたので鑑賞してきました。暁佳奈原作、テレビアニメ版はTokyo MXで放送していました。現在はNetflixで全話配信しているようです。
テレビアニメ版は未見なのでキャラクターはよくわかりませんでしたが京都アニメーションの昨年のあの惨事からの劇場復帰第一作のアニメーション映画という事になるのだろう。
京都アニメーションの劇場作品は「けいおん！」しか観ていませんがその時も作画のレベルの高さに驚きましたが今作も京都アニメーションの美麗な作画クオリティーが健在で特に背景の緻密な描写、特に自然な描写がものすごくリアルでその中でも水の描写なんかは素晴らしいと感じたがあれはCGなのだろうか？それとおそらく戦前のドイツやオランダを参考にした架空の都市の描写などなど、作画技術の高い京都アニメーションの力を存分にスクリーンから感じとる事が出来た。
ピクサーのアニメーション作品「リメンバーミー」では写真が作品の重要なモチーフとなっていたが今作ではヴァイオレット・エヴァーガーデンの手紙が重要なモチーフとなる。離れていても忘れてしまいそうになっても、大切な人と一瞬にして繋がれる力が、手紙や、写真にはあるのかもしれない。３つのそれぞれの想いは最後にはそれぞれいい形で繋がって、素晴らしいラストではないだろうか。
