歌代

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンの歌代のレビュー・感想・評価

4.2
全編通して道が印象的に描かれてるように感じました。
想いを紡ぐことの意味というテーマの真摯な描き方。
時代の変化を前向きに捉える表現にもグッときました。

ギルベルトは贖罪のために生きています。
戦争により自分が奪ってしまったものに対する贖罪から島で暮らし、ヴァイオレットに子供らしさを与えられなかったことへの贖罪として学校の教師となる。

そして人の想いを経て感情を得たヴァイオレットが今度はギルベルトに伝える役割をする。
作品の結論として非常に美しかったです。

正直テレビ版の頃から気になっていた世界設定のちぐはぐさや、子供に担わせる過剰なイノセントさは若干引っかかりましたが、それも他の要素があまりに素晴らしいからです。
それ以上にドラマがとても綺麗で何度も号泣しました。
歌代

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