Naoya

TAU/タウのNaoyaのレビュー・感想・評価

TAU/タウ(2018年製作の映画)
2.7
完璧なAIロボット制作のための被験者として、発明家に拉致され軟禁されてしまう。女性は従いつつも、施設からの脱出を試みる。SFスリラー作。拉致された女性と、AIのTAUの交流が真新しい内容。あくまで動かない相手と女性の会話劇が多いが、お互いに新しい交流を深める様は見応えはある。AIが題材なだけあり、様々な近未来の雰囲気はあるが、女性とAIの交流の様子は、まだ世界を知らない子供に、世界のあれこれを教える親のような雰囲気は穏やかさがある。そんな中、スリラーものとしての脱出劇のある展開もしっかりあり、AIの絡ませ方も良い。AIと発明家の関係性もよりドラマを産むものになってます。AIのTAUのビジュアルの鮮やかさは見応えがある。発明家のバックボーンが少なめな物語ではある。結末の駆け足感、設定の荒さもあるが、AIを題材にした内容としての見せ場はしっかりあり、作り込みがある。AIのTAUの声優をゲイリー・オールドマンが演じており、良い雰囲気出てはいるが、妙に機械音感があるのでわかりにくさはある。(NETFLIX)
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