まず、こういう映画を上映してくれるイオンシネマ系列があることに感謝。イオンシネマと一口に言っても、それぞれで好みというか、傾向が違うんだということに驚く。
さて、この作品は、ロンドンという地に憧れて夢をもっていた若者が、厳しい現実にさらされている様を描いている。現実、きっとこうなんだろうなと、思わされる。生計を立てるため、やりたくないこともやらなければ。
主人公の女性が、自分の手は汚さず、でも夢は追いかけて、時にはズルいこともする。アンナの件も絡めて、あんまり同情も感情移入もできない。でも、これが人間臭さなのかも、と思ったり。
最後は夢破れたというか、そもそも夢ってなんだろう。地に足つけて、見るべき夢もあるんじゃないか。そんなことを問いただしてくれる。