KUBO

マチルダ 禁断の恋のKUBOのレビュー・感想・評価

マチルダ 禁断の恋(2017年製作の映画)
4.0
11月9本目の試写会は「マチルダ 禁断の恋」。

これは予想に反して、かーなーり、おもしろかった! もうガンガンきて、高級で重厚なのに大映ドラマのよう。

ともかくマチルダの個性が強い! 絶世の美女にして花形バレリーナ。皇太子からのモーションにここぞとばかりにハートを鷲づかみにいく。

もちろん、平民と王族の恋愛だから、数々の困難が待ち受ける。もう結婚が決まっているドイツの姫君もいるし、絶対権力を握っている母君、よくわからないけどマチルダを排除しようとするロシア軍の諜報機関(?)などなど。

それでも、幾度となく絶体絶命のピンチが訪れても、マチルダは真正面から受けて立つし、何やってくれるかわからなくておもしろいったらありゃしない!

それにひきかえ、皇太子がダメダメなんだよな〜。もうイライラして腹がたつ。

最後まで見て、これが「実話に基づく」ってことにちょっと唖然! こんな大騒ぎなロマンスがロシアで本当にあったんかい!

さらに、この作品はすごい豪華! 実際にエカテリーナ宮殿やボリショイ劇場など実際のロケーションで撮影してるし、マリインスキー・バレエ団の舞台が再現されてたり、この作品のために作られた衣装はなんと7000着! ともかくものすごく豪華! にもかかわらずストーリーは怒涛のごとく展開し、最初から最後まで飽きさせない。ジェットコースター・ロマンスムービーって感じ。

マチルダ役のミハリナ・オルシェンスカが本当に魅力的! バレエを踊りながら皇太子を虜にした鋭い眼差しに私も魅了されました。

ロシアで210万人が見たというのも頷けるし、皇帝を愚弄していると賛否両論になったのも頷ける。何よりロシアがロシア皇帝のスキャンダルをこんなにエンタメにしちゃう世の中になったことにびっくり!

映像も音楽もいいし、出来るだけ大きなスクリーンで見ることを推奨。愛憎渦巻く王室の中で、恋にまっしぐらなマチルダ、引き込まれるよ!

(エンドロールで、ニコライ2世とマチルダのその後が語られるが、いろんな意味でびっくりしたり、呆れたり。実話だからなぁ)