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凪待ちのトレバーのレビュー・感想・評価

凪待ち(2019年製作の映画)
4.5
Filmarks試写にて。
ドン詰まりに生きてきたけど、少しの希望と
身を滅ぼしかねない刹那な楽しみに身を委ねてきた男が、
その少しの希望を残酷な形で失い、転げ落ちるように
よりドン詰まりへと向かいもう救いようのない所まで追い詰められるが、
でもまだ希望は残っているかもしれない、、、
そんな映画です。

震災、東北、貧困、DV、引きこもり、ギャンブル、酒。
登場人物それぞれが何らかの形で追い込まれている。
希望は見えてこない。
だから、それぞれが何らかの形で逃避している。

香取慎吾の、間違いなく現時点での最良の演技。
逃避ばかりしているクズだけど、心根は優しい。

白石和彌監督の新境地でもあると思う。良作。
ネタバレ等はコメント欄に。
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