戦場太郎

ヒトラーと戦った22日間の戦場太郎のレビュー・感想・評価

ヒトラーと戦った22日間(2018年製作の映画)
3.3
絶滅収容所のお話は数あるが、本作はロシア産映画らしく、重苦しいシーンが連続する。だがそれらは基本、観客を絶滅収容所に招待するためのものではなく、観客の情動を突き動かすのが目的とされているように感じる。

べつにそれが悪いわけではないのだが、「サウルの息子」なんかに比べると、ちょっとエンタメ寄りだなあ、という気がしてくるのである。
とはいえ、映画自体の出来は悪くない。ソビボル強制収容所について予習しておくと理解しやすいはずだ。

あ、ちなみにネタバレですがヒトラーは出ません。出る分けねえだろ、みたいな。
戦場太郎

戦場太郎