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将軍家光の乱心 激突のPANDADAのレビュー・感想・評価

将軍家光の乱心 激突(1989年製作の映画)
4.0
三代将軍家光の嫡子竹千代の命を狙う阿部重次の一党と竹千代を守る堀田正盛らの死闘を描いたお話。

史実では慶安四年に家光死去に伴い、安倍重次と堀田正盛が殉死したのですが、そこの所に話を盛って、アクション時代劇に仕立ててます。

怪我をしないようにと、
人も馬も保険とリハーサルをふんだんにかぶせて、
撮ったアクションはまさに圧巻。
今でも邦画でこれよりアクションの凄い映画は多分ないんじゃないかな。

JACの総力を結集した殺陣やアクションは凄まじいですし、
お馬さん達もかなり頑張ってます。

目にも留まらぬ速さの剣戟、
馬を巻き込んでの爆破シーン、
断崖を飛び降りたり、綱渡りを観せたり。

加えて、胡堅強の魅せるカンフーアクションが非常に素晴らしい。
聾唖の僧侶役であえて台詞を省く工夫もしてあります。

緒形拳、松方弘樹、千葉真一、京本政樹、長門裕之らの名演はさすがですし、
うんと若い頃の織田裕二が出てたりもします。

ド派手な傑作アクション時代劇なのですが、主題歌が(笑)。。。

「FAITH OF LOVE」はTHE ALFEE屈指の名曲ですが、これが見事にミスマッチ(笑)。
残念。

千葉真一率いるJACの物凄さを実感できるアクション時代劇の傑作。
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