はーそっち系か。
原作未読だし「シャイニング」の続編という以外内容も全然知らずに観たので、結構びっくりした。
なるほどオーバールックホテルの亡霊たちのその後というより、ダニーが発動していた超能力＝シャイニングにスポットを当てた作り。
しかもシャイニングの使い手にはメンターがいて、ダークサイドに堕ちた者もいるって、ユアン・マクレガーの起用は「あのシリーズ」からのインスパイアではw
前作へのリスペクトとオマージュは全開なのだが、全体のムードはやはりキューブリックと言うよりはキング。
シンプルだった前作に対し、こちらは色々な要素をごった煮的にぶち込んで、マイク・フランナガンの演出も相当俗っぽい。
まあ同じ土俵で勝負したら勝てる訳ないのだから、このアプローチは正解。
映画版「シャイニング」を、酷評してたキングが絶賛してるのも納得だわ。
しかし、キングとキューブリックという、相性抜群とは言い難い二つの個性を、それぞれを立てつつ融合させているのは見事だ。
その分フラナガン自身の色は抑え気味だけど。
二大巨匠に対する究極のファンメイドムービーと考えると、これはこれでかなり楽しい映画だ。
