ブタブタ

ドクター・スリープのブタブタのレビュー・感想・評価

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)
4.5
『ジョジョ』の荒木飛呂彦先生はSキング大好きでその多大なる影響を本・インタビュー等で沢山語ってますが、『ドクタースリープ』は一周回って『ジョジョ』の実写版みたいに見えた。
人間と人間以外の者達との、光と闇の永遠の戦い。
「シャイニング」は言わばフォースや波紋法等、人間が誰しも本来持っている「正」のエネルギー・力であり、苦痛や死の恐怖等の人間の「負」のエネルギーを食らう不老長寿のトゥルーノット族はジョジョで言えば「吸血鬼」「柱の男」「岩人間」等、人間とは絶対理解し得ない闇の勢力。
その両者の超能力バトルがこれでもかと描かれた本作。
オーバールックホテルでの最終決戦も、そこに巣食う死霊達を使ったバトルや 相手の頭の中に入っていくくだり、死霊を閉じ込める「函」等、何だかスタンドによるバトルを見てるみたいで兎に角楽しかった。
シャマラン的…との評も多く見られるけど、「シャマラン的」という作風や世界観が既に確立されてて、本当にキングの原作をシャマラン的世界観で映像化、且つジョジョ的な異能力バトルにもなってる。
2時間半があっという間だったし、これは映画館で見るべきだった。
ブタブタ

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