たむランボー怒りの脱出

ある女の愛のたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

ある女の愛(1953年製作の映画)
4.5
傑作!この映画と同じくグレミヨンが監督した『曳き船』にも感じたことが、ラストシーンで主人公の感情が爆発するのがあくまでもその身体の「内部において」であること。とてつもない心の揺れ動きは外面的な行動として示されない。主人公の沈黙がよりいっそう激しさを増し、とつぜん映画が終わる...。傑作...。