あゆこず

僕はイエス様が嫌いのあゆこずのレビュー・感想・評価

僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)
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これは素晴らしかったです。
日本映画の名作たちの系譜にきちんと連なる映画。
監督の今後が楽しみ。

画面画面がまだ頭の中でリフレインしている。
ただ画質は(あえてらしいけど)粗いので、パンフレットのスチールのような美しさが映画館で堪能できなかった。うーん、まあ狙いとはいえ。

それでもユラくんの目や、白い白い雪の中。学校の廊下、礼拝堂など目に焼き付いてる。

良質の児童文学を読んだ後のような余韻。
少年の成長と「人が祈るということ」
深いテーマではあるけど、軽やかで穏やかな心地の作品。

文庫・文芸系の書店員さんが好みそう、とも思ってしまった。
本屋大賞に上がってきたり、書店員のオススメ!になるタイプの小説と雰囲気が似てます。
(わかりづらいか…わかる人だけわかればええ…)
あゆこず

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