ま、まじか。
奥山監督は本作が長編デビューで、大学の卒業制作として撮っただと。
信じられない(JESUS)・・
キリスト教を扱ってますが、基本は友情の物語なので、抵抗なく観れます。
最初は画面比率が4:3になっていて、少し違和感がありましたが、すぐに気にならなくなりますよ。
多少荒い部分もありましたが、構図を計算した長まわしのカメラワークも良かったです。
また主役の子供たちへの演出も的確で、自然な演技を引き出してました。
主人公ユラ君が見る幻想がいちいち面白くて、笑っちゃうんだよな。
でもユラ君に重大な転機が訪れてからは、様相が一変。
キリストに対する葛藤が描かれ、切ないです。
病院へ行った後、歩きから走り出すシーンがとても印象的だった。
それと久々に佐伯日菜子が出演しているのを見て、うれしかったなあ。
エンドロールでは、監督の本作に対する思いが知れて、より感動しました。
余談ですが、上映後に初めて『ぴあの満足度調査』のアンケートに遭遇。
「この作品をどのようにして知りましたか?」と聞かれ、「Filmarksです」と正直に答えた時は、ちょっと申し訳なかったです。(笑)