しん、として、ひんやりとして、清潔で、静かな映画。
無宗教であるわたしが観るのと、信仰されている方が観るのではまた違った感想がありそうで興味深い。
ゆら君が“神様/イエス様/祈り”ということに対して、違和感(というか純粋な疑問?)を覚えながら形から少しずつ感覚で理解をしていく中で、最終的にたどり着いたそれぞれへの想いがなんとも切なく。
終盤にかけてはとてもやるせなくて、心臓の奥がチクチクとして、それを飲み込む雪の冷たさが画面越しにも伝わってきそうだった。
お花を買うシーンの凛とした彼の表情と
食卓のシーンがとても印象的で、すきでした。