知欠

僕はイエス様が嫌いの知欠のレビュー・感想・評価

僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)
3.9
静寂と音の使い方が容赦ない。
うるさい。すごく響く。
ずっと静かなのに、だから、
一瞬の音の響きがすごく強い映画。
そんな字幕はいらねえよな。

あの頃、見えたフリした流星群。
入れさせられた話。
祈らされた話。
読まされた手紙。
塗り潰した言葉。
信じていれば見える。
見ていれば信じられている。

カメラワークも静謐で素晴らしい。
花をかえるダッチアングルとかは気持ち悪いし
動きのない風景の中に音を入れるのもいいし、
正面からとらえた画もいいし、
重心の置き方も良いです。廊下で攻め込まれる。
音楽のスイッチもいい。
効果的なものがたくさん詰め込まれてて、すごく良かったです。
小学校というもの全体の空気感もなんか妙に生々しくて、懐かしくてすごい好きだった。
全然礼拝とかある学校には行ってなかったけど。

そして若くして亡くした友に捧ぐ映画だと。
祈りは意味がなかったという叫び。
しかし、そうですか?
それとおじいちゃん目線のショットと。
ほんとに死を大切にしてる人だなと思う。
見えない何かを諦めてない人だなと思う。
じゃないとあの怒りは出ないよ。
襖の先と最後の視点もいいです。