僕はイエス様が嫌いの作品情報・感想・評価

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「僕はイエス様が嫌い」に投稿された感想・評価

umi

umiの感想・評価

3.9
神様ってなんだろ
ハコ

ハコの感想・評価

5.0

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 この映画に出てくる神さま、つまりユラくんと一緒にいる神さまは、とってもおちゃめだ。
 お札で折った力士とトントン相撲したりする(トントンしているのは、紛れもなくユラくんなのだけれど)。個人的には、チャド・マレーンさん昔からめっちゃ好き。

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 「いつも笑っているから素敵だな」と思っていた人が、笑えなくなってしまうことってある。大人ならそれも、段々と受け入れてゆくけれど……。
 何でも叶えてくれたはずのユラくんにとっての神さまが、どうしてこういう時は何もしてくれないんだろう。ユラくんがどんなに強く願っても、神は沈黙する。
 
 元いた場所とははるか遠く、雪の降る場所へ引っ越してきて、出会ったことのない沢山のものに出会っていく、まだ小さな少年の素朴な疑問。だからこそ、親しみやすくて、ちょっと懐かしい気持ちになった。
 何でも願いを叶えてくれる神から、『一緒に歩む』神へ。

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 奥山大史監督と、監督の兄であり写真家の奥山由之さんのお二人のトーク付きの上映でした。
 「ちょっと画が綺麗すぎるんじゃないのー」なんて言いながら。こんな風に言い合える兄弟の関係が、なんか絶妙で、しみじみ良いなあと勝手に思いながら聞いておりました。←

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 小学校の階段、綺麗な光が差し込んできて、ユラくんの影ができる。最後に流れていた賛美歌の響きが頭に残る中、ぐるぐる色々なことを考えながら帰った。
 幼稚園から大学まで、学校生活の中に自然とキリスト教や礼拝があった、監督自身の環境。

 私が大切だと思う友達に、私は何かできるんだろうか、と、考えてしまった。
美しい映像と繊細な子どもの心が何とも切ない。
とても素朴なのに何故か心が揺さぶられる。
ああ、辛いね。楽しかった分だけ、嬉しかった分だけ、悲しいね。

「ウィーアーリトルゾンビーズ」と二本立てなのがまた良かったなぁ。
にしの

にしのの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

雪国でカトリックの幼稚園に通ってアーメンな幼少期を過ごしたわたしにとって、いろんなシーンがノスタルジーの極みだった。

イエス様とのやりとりで、映画館が笑いに包まれる場面がたくさんありながらも、寝る前にいろいろ考えさせられるような、不思議な映画だった。

奥山監督、すごすぎる。
また観たいです。
奥山大史監督が22歳の大学卒業のタイミングで作った作品。その若さで様々な映画祭の賞を受賞しているのは驚きである。
美しい景色の描写と扱うのが難しい宗教の話を自分に近すぎず遠すぎず絶妙な距離感で届けてくれる映画。これからも監督に注目していきたいと思った。
純

純の感想・評価

4.0
神様のおかげで。神様がいたから。そういった心の在り方で今まで大事にされてきた清潔さが、ある日何もかも嘘になる。縋って、祈るほどには近くに居たイエス様が、もう見えなくなっていた。

100%の信仰と、そんな数字に追いつけない現実。そのとき、わたしたちは信じていたものを信じ続けられるかな。裏切りだと言い切れるかな。あんなにももらった大切なものを手放して、すべて嘘にできるかな。致命的なひとつの約束が破られたことで、こんなにも簡単に人々は壊れてしまうのに。

自ら破いた障子の向こうに広がっている景色はなんだろう。白銀の校庭?夢が始まった日?取り残された自分?…それとも。
papanda

papandaの感想・評価

3.5
ゆらくんにとって神様って心の支えになってくれるけど、現実を変えてはくれないのだな。スタンダードサイズで自然光でワンショット撮影でなんにも演出してないように見えるけど、子ども達がものすごく自然で、それが狙いなのだろう。
学生時代に作ったなんて、すごい。

見終わった後、自分の小学校時代はどんなものだったんだろうってなりました。
別荘で遊ぶシーンが好き。
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