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「僕はイエス様が嫌い」に投稿された感想・評価

ヨラ

ヨラの感想・評価

3.5
BL要素をくわえたいという欲望をおぼえちゃうほどのフレッシュな雰囲気でよかったです
とえ

とえの感想・評価

4.0
サンセバスチャン映画祭 新人監督賞を受賞した作品。

奥山大史監督は22歳で、これがデビュー作
なるほど、とてもみずみずしい作品だった

小学生のユラは、おじいちゃんが亡くなって、一人になってしまったおばあちゃんと同居するために、お父さんの実家に引っ越してきた

ユラが転校した学校はクリスチャンの学校で、お祈りというものを、ユラはそこで始めて知る

友達が一人もいないユラだったが、やがて、ユラにしか見えない神様が現れ、神様はユラにクラスメートのカズキを紹介する

その物語は
「神様は本当にいるのか」
「お祈りは何のためにするのか」
という、大人でも答えづらい疑問について、小学生の目線で描いている作品

たしかに
悲しいことがあったとき
人は「祈りましょう」と言うけれど
祈っても、どうにもならないことはたくさんあるわけで
それを子供に説明しなければならないとなったら
ますます難しくなる

そんな時、大人たちは
「神に祈りなさい」と言ったとしても
それに従順に従うのではなくて
「僕はイエス様が嫌いです」
と言っても良いと思った

むしろ、それが子供ならではの素直さであって、そうやって彼らは成長していく

窓の外の景色を、障子に穴を開けて覗くように
ユラにとっては、ちょっと大人の世界を覗くような
そんな経験になったのではと思う

面白かったのは、その時、監督は映像を少し斜めにしたこと

それは子供の気持ちをよく表していて
これまで真っ直ぐに見ていた社会を
少し斜めから見るようになったということではないのか

映画を観る前に、出演者たちによる
舞台挨拶があって
登壇した佐伯日菜子さんは「監督は子供の感性をお持ちの方」だと話されていた

この映画を観ていて、その言葉が何度も頭の中で繰り返された
景色が斜めなのも、
障子に穴を開けて外を覗くのも
真っ白な雪の上に残る足跡も
ピュアだからこその映像

その感性で、今後、世界をどう観ていくのかが、とても楽しみな監督だと思った
ピザ

ピザの感想・評価

3.8
あまりに丁寧な映像の切り取り方に一種の狂気さえ感じる。でも決してカメラの主張が激しいわけではなくて、まさにイエスの視点から俯瞰して少年2人を見守る技に圧倒されてしまった。またもや映像の力を体感できる良い作品に出会っちゃったな。
gm

gmの感想・評価

3.0
#東京フィルメックス 1本目

タイトルにあわせて、サンセバスチャン映画祭で最優秀新人監督賞を受賞したという所に興味を持って鑑賞。

お友達に捧げる作品らしいので、監督自身なにか似たような経験があったのかな。

日本人らしい宗教感。

私は、かなりはっきりと無宗教を自認しているんだけど、様々な神様の前に立てば、周りに合わせて手を合わせ、賽銭も投げるし、せっかくだから願い事もたっぷりする。ちなみに、墓参りに行ってもせっかくなので願い事をたっぷりしています。笑 まあ、朝のテレビで偶然みちゃった星占いとかと同じようなくくり。

そんなわけで宗教に熱心な人達の気持ちは全くわからないので、この映画が外国(というか宗教を持っている人達)にどんな風に評価されての賞なのかとても興味を持った。

残念ながら登壇予定の監督は欠席。
ビデオメッセージによると、どこぞの映画祭に参加中で、急遽滞在が伸びたのだとか。それって、賞を取るってことだよね、きっと。
そう思うと喜ばしい気分ではあったけれど、私は監督の話を聞くことが出来なかったので、なんとなく途中で終わってしまったような中途半端な気持ちになってしまった。

そうそう。これは私の年齢的な問題かもしれないけれど、
台詞が全然聞きとれなくて参った。
画面に見えていない人の台詞が英文字幕で出てきて、だよね。台詞だよね?と必死になったし、主人公の子供がコソコソ話をしたりするので、字幕を頼りにするという状況に。
画面の雰囲気とはあっていたのかもしれないけれど、年寄にはきつかった。
ruk

rukの感想・評価

-
2018年劇場65作目。
東京フィルメックスにて。
印象に残ったのは映像。
上手く言えないけど、本を1ページ1ページめくってるような感覚になった。
監督が幼い頃一緒に過ごした友達に捧げた作品のようでタイトルから友への想いやその時の感情が感じられる。
axuaya

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3.8
東京フィルメックスにて鑑賞。

先生から弔辞とお祈りを頼まれたユラが先生に言いかけた「お祈りは意味がないんじゃ...」
ユラにとって【祈り】は願いを叶えてもらうもの。叶わぬことを祈るのは、なんの意味があるのか。
弔辞の後のお祈りで、いつも笑顔でいたカズマの母の姿を目にし、イエス様へのユラの静かなる怒りと叫びが爆発したのが強く伝わった。なぜ、祈りたかった時に出てこないで今になって現れるのか!

誰しも考えた事があるのでは?
神様っているの?
祈りって何?
信仰って何?
よく分からなくても【苦しい時の神頼み】は、した事があるはず。

おじいちゃんが見てた障子の向こうの景色は、ユラにはどんな風に見えたのだろう。少しずつ大人になり、きっと、穴はドンドン増えていく。おじいちゃんの障子の様に。

ユラの友情と信仰への戸惑いがちょっとドキュメンタリーっぽくも見えた。そのせいか?台詞が聞き取りづらい箇所があり英語字幕で何となく理解するシーンもあったのは私だけかな?(私だけではないのなら来年の公開までに改善されることを望みます)
ラスト、上空から撮った2人のサッカーシーンでヒラヒラしたものが見えたのは私だけかな?あれは天使の羽根ですか?(笑)
mizubara

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3.8
後から、ジワジワと子ども達の温かい時間を思い出し、染み込む作品。
ぱんだ

ぱんだの感想・評価

4.0
受賞のニュース以降、気になっていたので、フィルメックス映画祭にて鑑賞しました。

雪景色と少年達の感情が静謐な美しさで、それでいて朴訥とした温かみにビターなカカオを感じる映画でした。

勝手にコメディを想像してたのですが、最後少し泣いてしまった。

私も転校が多く人見知りで友達の少なかった子供時代だったので、結構、遊楽くんにシンクロしてしまって、子供に戻されたようになりました。

すごく良い映画だったので、来年の公開の際は少しでも多くの映画館で上映してほしいです。
keeko

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4.0
東京フィルメックスにて

ちょっと切ないストーリーにイエス様の存在がコミカルなエッセンスとなって笑いを誘う
なぜユラだけにイエス様が見えるのか

子役さんたちの演技がナチュラルで素敵

映像とカメラワークも秀逸だった

登壇予定だった監督はストックフルム映画祭滞在が延期になってビデオメッセージでのご挨拶
ということは…
to

toの感想・評価

5.0
ユラくんは自分のささやかな望みよりも大切な友達がいたんだ。

見た目よりちょっと大人びた口調のクールなユラくんの意外性、学校に一人はいそうなくっきりした人気者の大熊くん、おもむきのある映像、4対3のスクリーン、日本の田舎のキリスト教の小学校、雪の中の白いニワトリ(いちばん好きなシーン)、ちっちゃな神様、お祈りの時間、おばあちゃんとの日常、おじいちゃんのおもかげ、生き生きした子供たち、気さくな先生。

私たちと同じ日本で、かつて見たことがあるような、微妙に無いような、そんないろいろなものごとが映画の中で調和し、独特の世界に連れて行ってくれます。

ひとつひとつきれいなシーンがじゅうぶんな間合いでストーリーとして連なっているのに、なぜか非連続的な印象もあり、それらがすべて心地よい手触りになっています。

見終わった後に、伝えたかったこととその手触りを味わい深く反復しています。

映画だなぁと思います。

東京フィルメックスで鑑賞。
公開されたらまた観に行きたいと思います。