僕はイエス様が嫌いの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

上映館(6館)

「僕はイエス様が嫌い」に投稿された感想・評価

同い年で広告代理店勤務の方が作ったと思うと悔しい。それくらい良かった。

なんかフランス映画みたいな空気感で、ゆるーく話が進んでいく。子役の子の演技も「ほんとに演技?」って思うほど自然だし家族も「ああ、いそう、、、」「こういう事言いそう、、」っていう感じの台詞で違和感が全く無さすぎて逆に映画として違和感。笑

でもこの映画の好きなとこはそこじゃなくて、後からじっくり考えるとすごく深くて、題名の通り、「神様と大人なんてクソだ」と斜に構えて子供をすっごくユニークに表現してるところが凄い。

祖母の家に引っ越してきて、まず家に死んだおじいちゃんの仏壇が供えられている。なのに学校に行ったらキリスト教の学校。この対比面白い!主人公の僕が全く知らない世界に放り出されたことがよくわかる。そして祈れば必ず救われると毎朝礼拝させられて違和感を感じながらも毎日学校に通ってると神様が出てくる。すると小さい願い事が次々と叶えられて、、、

親友ができるんだけど、その子が突然交通事故にあってしまう。そしてどんなに祈ってもその子が結局死んでしまうっていうオチ。

それまでに細かな伏線があって、親友の家のお母さんがキリシタンで、いつもニコニコしていることに違和感を感じる僕。学校の先生に反抗したくなる僕。結局都合のいい時しか現れてくれない神様に不信感を抱く僕。キリスト教を取り巻くいろんな人にずっと反発していて、最終的に先生が置いた献花を捨てて自分の献花を置き直すことで都合のいいキリスト教なんかに囚われてる大人への反抗心を剥き出しにして、障子に穴を空けるラストシーンでは、認知症だったおじいちゃんの行動を重ねて「外に出たい」っていう心境を表現してるように見えた。そしてラストで「この映画は若くして亡くなった子に捧げます。」との文章が出るんだけど、もしかしたら監督も僕と同じような経験があって、大人の都合の良さに反抗していた気持ちがあったのかもしれないっていう想像を膨らましていた。

空気感からキャラ作りからメッセージの伝え方から絶妙でほんとに良かった。短い中にすっごく自然にキレイに作られていてマジで凄いなって感心した。
さち

さちの感想・評価

4.0
漠然としたこのタイトルの反骨精神みたいなのは伺えたものの、そんな言うほど?と思って見進んでた矢先の出来事 is あまりにショッキングな映像で、急に📺が砂嵐になるかのようでした。

ゆらくんかわいかったな〜☺️

すべての光が優しかった。
ourdutch

ourdutchの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

何となく主人公によくわからない邪悪なものを感じて感情移入しづらかったんだけど、見終わった後でもっと感情移入しておけばと思った。
神さまという存在がいなくても、嘘だとしても2人の出会いは奇跡であって尊い。
ばなな

ばななの感想・評価

3.3
子供の頃って受け入れるのも拒絶するのもこのくらい淡々として唐突だった気もする。丁寧でリアルな映像に、そういうことを思いました。
おーな

おーなの感想・評価

3.5
面白さも切なさもあって不思議な気分になった。子供と神様の関係…小さい頃を思い出した。光の使い方とか、映像がすごく綺麗。
最近映画観れてない乾いた心に染み渡る。
映像に対するこだわりが感じられてこどもの撮りかたはキアロスタミのような暖かさがありました。
友達のお母さんをみて信仰をやめるプロセスはとても納得できる。映像が美しいから。ヘタなセリフよりもよっぽど説得力がありますな。
e

eの感想・評価

4.0
わたしたちは絶対的な存在がないことを知り そこには目に見えぬ自分への大きな裏切りがあり 大人になっていくんだと 懐かしさと寂しさを 粒子の粗い澄んだ映像でみせてくれた
RAY

RAYの感想・評価

4.0
神様って何のかな。


そう思いました。

この映画は、子供の目線で“神”を捉えています。

だけど、それは何も子供だけでなく、多くの人間がそうだと思います。

都合の良い時に祈って、それ以外は特に意識しない。


“信ずる者は救われる”という言葉を時折耳にしますが、この言葉の意味するところだって、僕はとても都合よく解釈しています。


“信じる者すべてに対して平等”
そうかもしれない。

だけど、我儘を言うのなら、子供たちだけは…。



そんな風に、どうしようもない祈りだけが、映画を観終えた今も頭の中をぐるぐると回っています。


映画としてのお話ですが、あの静けさが心の声や祈りや、哀しみを十二分に鑑賞する人々に伝えていたと思います。


せめて、彼等の想いが救いに変わります様に。


分かりにくいレビューですね…申し訳ありません。

ご覧になられていない方は、是非、観て感じて下さい。
好き嫌いが分かれる映画かなぁ

暗い結末だと聞いていたけど、個人的にはもっと暗くてもよかった(が、友達に捧ぐ映画っぽかったので、あれはあれでリアルなのですよねきっと)

誰かが書いていたけど、わたしもお花を買うシーンは好きでした
みすず

みすずの感想・評価

3.5
しん、として、ひんやりとして、清潔で、静かな映画。

無宗教であるわたしが観るのと、信仰されている方が観るのではまた違った感想がありそうで興味深い。

ゆら君が“神様/イエス様/祈り”ということに対して、違和感(というか純粋な疑問?)を覚えながら形から少しずつ感覚で理解をしていく中で、最終的にたどり着いたそれぞれへの想いがなんとも切なく。

終盤にかけてはとてもやるせなくて、心臓の奥がチクチクとして、それを飲み込む雪の冷たさが画面越しにも伝わってきそうだった。

お花を買うシーンの凛とした彼の表情と
食卓のシーンがとても印象的で、すきでした。