僕はイエス様が嫌いの作品情報・感想・評価 - 59ページ目

上映館(9館)

「僕はイエス様が嫌い」に投稿された感想・評価

lilo

liloの感想・評価

-
佐藤結良くんのどこか人を惹き付ける雰囲気と表情が良かった。もうトリコ。
コミカルで面白いシーンも多々あり子供の頃に戻れるような感覚が不思議だった。
たくさん観たい。
Tomoboop

Tomoboopの感想・評価

4.0
テーマは宗教ではなく友情です。ミッションスクールに通って毎日朝礼でお祈りしたのに、現実は厳しい?信じる者は救われる、か?という疑問が残ります。同じような経験があるので共感できました。雪国の映像が美しく子供達も良いけれど、ただチャーミングなだけではない心に沁みる映画でした。
pujb

pujbの感想・評価

4.7
岩井俊二監督のコメントどおり、この映画は圧倒的想像力で初めて出来る奇跡的な映画だと実感した。
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

3.5
【ジーザス・クライストは本当にスーパースターなのか?】
日本公開5/31(金)の『僕はイエス様が嫌い』、ご縁ありまして試写で一足早く鑑賞させていただきましたので感想を書いていきます。

本作は、青山学院大学に在学中の22歳の若き映画監督・奥山大史が長編デビュー作にて世界の映画賞を数々受賞している話題作であります。映画監督は、デビュー作に自分の全てを投げ入れる傾向があるのですが、この『僕はイエス様が嫌い』も例外ではない。本作は、奥山監督がキリスト教の幼稚園に編入したときに感じた違和感の思い出を掘り起こすように描かれています。

ただ、この映画は面白いことに、他の宗教映画に徹底的に反発した作りとなっています。なので、映画を観ている人程前半は混乱することでしょう。

祖母と暮らすために地方のキリスト教小学校に転入することとなった少年ユラは、キリスト教学校のムードに強烈な違和感を感じる。礼拝に行くよ!と先生に言われ、右も左もわからないまま与えられた聖書片手に礼拝堂へ行く。そして、周りの生徒が祈りを捧げている姿に、拒絶感を抱く。本作の強烈なタイトルから、これは《反発》の物語なのか?と思わせられる。そして、淡々とした物語展開に、ひょっとしてこれはロベール・ブレッソンを意識した作品なのかと感じる。

しかしながら、それは奥山監督の《反発》でもって裏切られることになる。様々な、キリスト教学校に対する嫌悪をユラから引き出したこの物語は、あっさりと学校のムードに溶け込む展開を迎えるのだ。友人はでき、礼拝もしっかりする。何気ない時間が過ぎ去っていくのだ。確かに、小学生は柔軟だ。環境に簡単に適応できるのかもしれない。ただ、映画としてこのアッサリさは結構危険なのではと不安になる。

そして、もう一つ、意表を突く展開が待ち受ける。これは予告編にもあるので言ってもいいことでしょう。よしもとお笑い芸人でもあり、『宇宙兄弟』や『ジャッジ!』、『泥棒役者』など映画俳優としても活躍しているチャド・マレーン扮する小さなイエス様が、このユラ少年の前に現れて小ボケをかましているのです。実写版『こびとづかん』かな?と思われるシュールな展開に驚かされます。

しかし、これらの不安な要素は観客を油断させるトリガーでありました。このゆるーく、のほほんとした田舎の小学校ライフは突如として残酷な話へと急変するのです。そして、その刃が見えた時、タイトルの『僕はイエス様が嫌い』が非常に強い意味を持ってくるのです。

イエス・キリストとユダの関係をロック・オペラにした『ジーザス・クライスト・スーパースター』の楽曲『Superster』には次のように歌われています。

Jesus Christ Jesus Christ
Who are you? What have you sacrificed?
Jesus Christ Superstar
Do you think you're what they say you are?

『僕はイエス様が嫌い』は、キリストを信じるようになった少年に降りかかる悲劇によって、スーパースターだと思っていたキリストを信じられなくなってくる物語なのです。汚れなき純白の雪原で繰り広げられる、時が止まったかのような世界。そこに、血のナイフを突き刺すことで、神を信じられなくなった少年の苦しみを強調することに成功しているといえます。ラストに少年が行う《ある行為》は非常にショッキングなものでしょう。

奥山監督は、本作に関するインタビューで「僕は、宗教は死後の世界をのぞき見したい欲求からできたものと考えています。」と語っています。本作は、死後の世界を見てしまった少年の受難の物語だったのです。

日本公開は5/31(金)TOHOシネマズ 日比谷にて。是非、劇場でウォッチしてみてください。
りっく

りっくの感想・評価

3.5
ひとりの少年の心の揺らぎを丹念に追うことで、ミニマムな視点から世界を描こうとするドキュメンタリーのようなアプローチと、子供たちの生の感情を引き出そうとする距離は是枝裕和に通ずるものがあるかもしれない。

本作は宗教や神といった日本人の大半にとっては馴染みがなく理解し難い題材を扱っているにもかかわらず、作り手には子供という純真無垢な存在をある意味利用して、その抽象的な概念を声高に糾弾しようとする意思は微塵もない姿勢に好感が持てる。

子供たちにとっては毎日が新たな発見であり、そんな刺激的な日常への感受性が豊かだからこそ、未踏の世界を見聞きし対峙することになった時の興奮や喜び、あるいは悲しみや戸惑いに価値と実感が付与されるのだろう。その中に宗教や神、あるいは肉親や親友の死という異質な世界がある。

本作は友人の葬式の際に主人公に弔辞とお祈りという役割を担わせることで、その異質な世界とどのように向き合い、自分の中で距離感を掴み、その先を生きていこうとするかという選択を委ね、物語を収斂させていく慎ましく効果的な構成になっている。冒頭とラストの呼応する構造や、俯瞰で映し出される辺り一面の雪景色も効いている。映画としては地味でミニマムな世界を描いてはいるものの、豊かさや見所はたっぷりの映画。
ヨラ

ヨラの感想・評価

3.5
BL要素をくわえたいという欲望をおぼえちゃうほどのフレッシュな雰囲気でよかったです
とえ

とえの感想・評価

4.0
サンセバスチャン映画祭 新人監督賞を受賞した作品。

奥山大史監督は22歳で、これがデビュー作
なるほど、とてもみずみずしい作品だった

小学生のユラは、おじいちゃんが亡くなって、一人になってしまったおばあちゃんと同居するために、お父さんの実家に引っ越してきた

ユラが転校した学校はクリスチャンの学校で、お祈りというものを、ユラはそこで始めて知る

友達が一人もいないユラだったが、やがて、ユラにしか見えない神様が現れ、神様はユラにクラスメートのカズキを紹介する

その物語は
「神様は本当にいるのか」
「お祈りは何のためにするのか」
という、大人でも答えづらい疑問について、小学生の目線で描いている作品

たしかに
悲しいことがあったとき
人は「祈りましょう」と言うけれど
祈っても、どうにもならないことはたくさんあるわけで
それを子供に説明しなければならないとなったら
ますます難しくなる

そんな時、大人たちは
「神に祈りなさい」と言ったとしても
それに従順に従うのではなくて
「僕はイエス様が嫌いです」
と言っても良いと思った

むしろ、それが子供ならではの素直さであって、そうやって彼らは成長していく

窓の外の景色を、障子に穴を開けて覗くように
ユラにとっては、ちょっと大人の世界を覗くような
そんな経験になったのではと思う

面白かったのは、その時、監督は映像を少し斜めにしたこと

それは子供の気持ちをよく表していて
これまで真っ直ぐに見ていた社会を
少し斜めから見るようになったということではないのか

映画を観る前に、出演者たちによる
舞台挨拶があって
登壇した佐伯日菜子さんは「監督は子供の感性をお持ちの方」だと話されていた

この映画を観ていて、その言葉が何度も頭の中で繰り返された
景色が斜めなのも、
障子に穴を開けて外を覗くのも
真っ白な雪の上に残る足跡も
ピュアだからこその映像

その感性で、今後、世界をどう観ていくのかが、とても楽しみな監督だと思った
あまりに丁寧な映像の切り取り方に一種の狂気さえ感じる。でも決してカメラの主張が激しいわけではなくて、まさにイエスの視点から俯瞰して少年2人を見守る技に圧倒されてしまった。またもや映像の力を体感できる良い作品に出会っちゃったな。
gm

gmの感想・評価

3.0
#東京フィルメックス 1本目

タイトルにあわせて、サンセバスチャン映画祭で最優秀新人監督賞を受賞したという所に興味を持って鑑賞。

お友達に捧げる作品らしいので、監督自身なにか似たような経験があったのかな。

日本人らしい宗教感。

私は、かなりはっきりと無宗教を自認しているんだけど、様々な神様の前に立てば、周りに合わせて手を合わせ、賽銭も投げるし、せっかくだから願い事もたっぷりする。ちなみに、墓参りに行ってもせっかくなので願い事をたっぷりしています。笑 まあ、朝のテレビで偶然みちゃった星占いとかと同じようなくくり。

そんなわけで宗教に熱心な人達の気持ちは全くわからないので、この映画が外国(というか宗教を持っている人達)にどんな風に評価されての賞なのかとても興味を持った。

残念ながら登壇予定の監督は欠席。
ビデオメッセージによると、どこぞの映画祭に参加中で、急遽滞在が伸びたのだとか。それって、賞を取るってことだよね、きっと。
そう思うと喜ばしい気分ではあったけれど、私は監督の話を聞くことが出来なかったので、なんとなく途中で終わってしまったような中途半端な気持ちになってしまった。

そうそう。これは私の年齢的な問題かもしれないけれど、
台詞が全然聞きとれなくて参った。
画面に見えていない人の台詞が英文字幕で出てきて、だよね。台詞だよね?と必死になったし、主人公の子供がコソコソ話をしたりするので、字幕を頼りにするという状況に。
画面の雰囲気とはあっていたのかもしれないけれど、年寄にはきつかった。
yuk

yukの感想・評価

-
2018年劇場65作目。
東京フィルメックスにて。
印象に残ったのは映像。
上手く言えないけど、本を1ページ1ページめくってるような感覚になった。
監督が幼い頃一緒に過ごした友達に捧げた作品のようでタイトルから友への想いやその時の感情が感じられる。