僕はイエス様が嫌いの作品情報・感想・評価・動画配信 - 64ページ目

「僕はイエス様が嫌い」に投稿された感想・評価

当たり前だけど、『さようなら、ごくろうさん』みがあった。

『カラマーゾフの兄弟』のイワン・カラマーゾフの問いか
samiam

samiamの感想・評価

3.5
子供達の自然な演技。素晴らしい。感心する。
エンドロールから察するに、脚本も書いた監督の子供の頃の素直な感情を現した作品かな。怒るのすごくよく分かるよ。。。
何気ない、いい作品だった。

フリーパス38本目。
しずる

しずるの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ほんのささやかなファンタジーが、現実の裏に優しく寄り添うようなフィクション作品が好きだ。
美しい雪国の気色、友達とのかけがえない時間、不思議な出来事、事件を経過して少し大人になっていく心。
【子供の目線になって】ではなく、本当に子供が見て感じた気色や想いを写したようで、良質な児童文学を読んでいる心持ちだった。

ミッションスクールが舞台の物語だが、宗教について、子供らしい無邪気さと、いい意味で日本人らしい曖昧さを持って描いているような気がして、肌に馴染む。
「神様ってホントにいるの?」と尋ねた少年が、願い事を叶えてくれる小さなイエス様に会って、祖母と並んで仏壇の祖父に線香をあげ、神社ではお賽銭を納め、手を合わせる。由来は柏手を2度打ち、和馬は指を組んでいる。賽銭箱の上には小さなイエス様がうろついている。「何をお願いしたの?」と笑い合い、食前の祈りでふざけて母親にたしなめられる。
向かい合う神の名は違えども、子供の柔らかで初々しい心の中では、祈りの対象に明確な区分けは無いように思える。

また、宗教と信仰というデリケートな主題でありながら、主張は極めて控えめに感じる。
感覚も、感情も、静かに圧倒的に押し寄せてくる。けれど、解りやすい正否や主義を強く押しつける事がない。
それ故、受け取り手は他人事のように眺めるのではなく、追体験するように自分の中で咀嚼出来る。
私には心地良い感覚だった。

他愛もないお願いを全て叶えてくれた小さなイエス様は、本当に叶えたい願いを、心から必死に祈った時には、姿を現さず、叶えてもくれなかった。
祭壇に響いた衝撃が、現実の不条理に「何故!」と問わずにいられない人々の、悲痛な叫びに重なる。
大人になって、現実はままならないのよ、と理解して生きようとしている私の中の、割り切れずにいる子供が、由来と一緒に拳を叩きつけた。

逃げ出した鶏、祖母の見つけたへそくり、見た振りをした流星群。
何でも叶えてくれる神様がいない事を少年は知った。
それでもいつか、遠い空から見守る何かの存在を、彼は感じるだろうか。

一面の雪景色、俯瞰で捉えられた子供達、ブランコ、もの思う由来の斜め横顔、いつも同じアングルで撮られた食事風景、色褪せたトーン。
映像も独特の雰囲気を醸して美しく、一枚一枚のポスターのようだ。
何処を切り取っても絵になる。
「神さま、友達ができますように」

22歳の新鋭奥山大史監督が実体験を基に描く神の沈黙に直面する少年のお話。

素人意見だけど映像演出の素晴らしい映画でした。
殆どがフィックスの長回し。食卓やブランコ、廊下などを綺麗に真正面から撮るような構図が多い。繰り返し映される食卓のシーンでは次第に由来が引越し先の町に対して心を開いたことが伝わるように、その構図の反復が内面の変化を語る上で効果的に機能していた。そして中盤にとある悲劇があって以降はその真正面の構図がズレはじめるので、それに関しても同じことが言えると思う。

フィックスが多いのだが、確か4つのシーンだけカメラが動く。それが本作にとってここぞという大切なシーンなのでどれも印象深かったし、そこを他のシーンと比べて際立たせることに成功していたと思う。

小道具の使い方も印象的。引っ越してきたばかりの時は断っていたおばあちゃん特製?のオレンジジュースが、学校に馴染めてきたある日の家でのシーンで由来の隣にさりげなく置かれていたりなど。
そしてオープニングから最後まで本作では度々登場する障子が最も重要な意味を持たせた小道具だと思った。
「神の沈黙を前に先が見えなくなることもあるが、そうなったら穴を開けて違う世界を見てみよう。開いた穴はまた塞げばいいのだから」というようなことを意味しているのでしょうか。

個人的ベスト漫画「おやすみプンプン」に出てくるシミちゃんを強く連想した。シミちゃんにおけるうんこ神同様、由来の信じる神としてチャドマレーンが小さなイエス様を演じている。これが関わるシーンはとてもコミカルで劇場でも笑いが起きていたが、その正体がなんだったのかそしてそれに対して由来はどう向き会っていくのかが示されるラストシーンは胸が締め付けられた。
「おやすみプンプン」でも描かれるが、結局信仰や神は自分が作り出したものであり、最後に信じられるのは自分自身しかいない。幼い時にその事実を知ることは残酷だが、それを経験した由来はこれから逞しく生きることができると思う。
これを奥山監督自身も経験したのでしょうか。同年代でこんな作品を撮れるなんて恐ろしい。次回作も楽しみです。

「エンドロールで監督の名前が止まる映画は大体駄作説」の反例です!
神の沈黙があって そこに子どもたちが出てくる時点で大勝利してる 2歳しか違わない.. 怖い また観にいきます
映画『僕はイエス様が嫌い』試写にて。
テーマや演出なども注目ポイントでしたが、何よりも映画の中に在る視点にハッとしました。訪れる出来事によって起こる揺らぎと、その中でもじーっと佇む変わらぬ軸みたいなもののバランス感が凄かった。グーッと惹き付けられて、緊張感が漂い続けた76分だった。奥山監督、すごい。
no58

no58の感想・評価

4.7
タイトルの理由を知ってから、ジワっと泣いてしまった。

よくよく考えればありきたりな話なのかもしれないけれど、
清廉なイメージがある雪深いロケ地や、人生ゲームなどの小道具など、ささやかな寓話的なものが沢山含まれていて、それが徐々に形を成して、ラストに向かっていくのが素晴らしかった。
主人公が子供というところも効いている。

彼らの障子の穴の先の世界が明るいものでありますように。

構図も撮りかたもスクリーンサイズも個人的に好き。
短いし観やすいのでおすすめ
GLL

GLLの感想・評価

4.0
素敵の映画は予算とそんなに関係ないことを見事に証明した作品!
lilo

liloの感想・評価

-
佐藤結良くんのどこか人を惹き付ける雰囲気と表情が良かった。もうトリコ。
コミカルで面白いシーンも多々あり子供の頃に戻れるような感覚が不思議だった。
たくさん観たい。
Tomoboop

Tomoboopの感想・評価

4.0
テーマは宗教ではなく友情です。ミッションスクールに通って毎日朝礼でお祈りしたのに、現実は厳しい?信じる者は救われる、か?という疑問が残ります。同じような経験があるので共感できました。雪国の映像が美しく子供達も良いけれど、ただチャーミングなだけではない心に沁みる映画でした。