確かに映像は、制作予算ペイするのか心配になる(!)ほど二時間びっちり超美麗だが、自分達は「映像」を観に映画館に来ている訳じゃない、ストーリーを楽しみに来ているわけで。散々ケムに巻いて「海とか人間の細胞って宇宙っぽいよね!」っていう誰しも一度は考えるネタ以上のものがないのが残念。
あと某有名スタジオGもそうだけど、日本の自然はあんなに「綺麗」じゃないのにマシマシに描いて変な幻想を抱かせるのは本当に害悪。2019年にもなってまーだ「セカイ系」やってんのかよと。
主人公が巻き込まれるがままに大きな決断をするでもなく一夏の経験をして「なんとなく成長しました」で締める映画がとても嫌いなだけです。
”こまけーことはいいんだよ”と「とにかくクールに、とにかく自由に、超絶ハイクオリティで」アニメ映画を作っているという点で「スパイダーマン スパイダーバース」のようでそんなフリーダムなものは、まだまだ日本では観られないと思っていたので、その点はとても感心してるけど。果たしてアニメとして全員四番バッターみたいな描き方がいいのかなぁとも。