やまちやん

マチネの終わりにのやまちやんのレビュー・感想・評価

マチネの終わりに(2019年製作の映画)
4.0
個人的に原作が好きなので鑑賞。設定の変更や細かい調整がいろいろあったけど、終盤には温かい涙が頬を伝いました。ヨーロッパの美しい街並みも綺麗だったし、観て良かった。観賞後に真っ先に思ったことは、誰かの存在によって自分が生かされていると感じること、そう思えることって幸せなんだなぁと。蒔野が洋子に問い掛ける「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?(小説原文ママ)」は生きていく上で心の拠り所にしたい言葉のひとつ。
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