しちみ

マチネの終わりにのしちみのレビュー・感想・評価

マチネの終わりに(2019年製作の映画)
3.8
もう全然期待してなかったんですよ!!見る気もなかったんですよ!!けどその日2本続けて結構重たい映画見たから爽やかなラブストーリー見て終わりたかったんです!!

そしたらね…すごい良かったー!!
けど結構重たかったよー!!辛いー!!😂
って感じでした。笑

まず配役が良かったですね。石田ゆり子さんと福山雅治さん役によく似合ってて良かった。ギタリストの役である福山雅治はやっぱり現実でも音楽を製作しているだけあって所々で描かれる音楽シーンは重厚感のある作りで違和感もなく、本人の音楽への葛藤や悩みなどもリアルさがあったなと思います。

話の展開はわりとポンポンと進みます。なので個人的にはあまり退屈せず見れたので👌🏻

出会い、再会まではポンポン進んでいって落ち着いていて大人な恋愛でありつつ少しだけ胸がドキドキするような感じがロマンチックで凄く良い。出会った時、蒔野には恋人がいませんでしたが小峰にはフィアンセの存在が。

しかし2度目に会った時にはお互いもう心が惹かれあっていて。単純な私はここから2人が繋がりのんびりとした幸せラブストーリーで終わるんだろうな〜と思ってたんですがこの後から登場するのです。モンスターが。

いや〜、なんかこういう陰湿で嫌な感じは日本が1番表現するの上手いんじゃないかなぁと思います。だって見てて1人でコイツやばァ…と呟いてしまうくらいでしたからね🙂笑
公式サイトにも載ってるので書いちゃいますが出会ってから最後終わるまでに6年という時が経つんですよ。6年ありゃそりゃ色々変わるよね、人も街も心も体も。個人的にはやっぱり"4年後"ってテロップが出た瞬間アゴが外れそうになるレベルで驚きましたね。

これに関しては本当に劇場に足を運んで是非みんなにアゴ外れる体験してほしいです(笑)
切なくも美しい大人の愛の物語っていうキャッチコピー付いてましたが、これ通りです。映像も美しいし配役はバッチリだし、物語自体はポンポン進むものの映像次第はなんだがとてもゆっくり流れているようで心地いい。ギターの音もとても心地いい。小峰と蒔野のやりとも心地いい。

そしてその全てをぶっ壊すモンスターの破壊力。今度から街中で今幸せ?って質問に対して『はい、すっごく幸せです』って答えてるやついたら石田ゆり子の代わりに私が顔面に水ぶっかけてやるからね!!!!!!
しちみ

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