マンメンミ

マチネの終わりにのマンメンミのレビュー・感想・評価

マチネの終わりに(2019年製作の映画)
3.5
すれ違う大人の恋愛映画。
私が習っているギターの先生がチョイ役で出演しているとの事で鑑賞しました。
内容的に福山雅治と石田ゆり子の清潔感がないとキツいものでしたが、この二人だから成立するもどかしい作品のように感じました。
ストーリーは感情が端折られすぎてもはや支離滅裂でしたが音楽が映画と合っていて素晴らしかったです。
福山雅治は音当てですが、高難易度の曲の運指を見事に演じておりかなり練習されたことがうかがえます。
畑違いの分野なのに短時間でこれはビックリするくらい凄いことです。
本作が上映された時はマイナーなクラシックギターが福山雅治主演の映画に取り上げられるとクラシックギター界は色めき立っていて面白かったです。
それは歴史ある専門誌の表紙に福山雅治が登場するくらい(しかも完売)でちょっとした驚きでした。
私も例に漏れずメインテーマの独奏譜を買ってしまいました。
日本のクラシックギター界ではしばらく「幸福な硬貨」がスタンダードナンバーになるかもしれません。
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