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アルキメデスの大戦のryodanのレビュー・感想・評価

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)
3.7
単純に娯楽作として面白かった。菅田さん&柄本さんのバディ振りがとてもヨカッタ。特に柄本さん、昭和感出てました。菅田さんは平成感出まくり(笑)。あるあるな設定で天才〇〇者の説明って、素人が考え付く様な身近なネタが多過ぎるね。巻き尺で測るとかさ、美しいとか美しくないとか。もうワンランク上の説明って難しいのかな?「たったこれを一日で?!」って、漫画かよっ!って、、原作漫画らしいですね(笑)。日本人的密室会議での典型例。論点が違う方向へ行き、結果やってはいけない、行ってはいけない方向へ舵を切る。結末をいじれない縛りがこの物語の哀しみなんだけど、プリンストン大学への入学を夢見た天才数学者でさえ、この日本独特の訳の分からない理由に屈することになる。「造るべきか」「造らざるべきか」、問いの本質が見失われ意にそぐわない答えに「全会一致」で決まってしまう。今もそれは変わらない。。。
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