ぬっきー

アルキメデスの大戦のぬっきーのレビュー・感想・評価

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)
3.5
菅田将暉が観たい!という単純な動機と数学で戦争を止めるなんて面白そう!と思って観に行った。

菅田将暉はかっこよく、変人で、眼に美しく、ずっとときめいて観ていられます。

戦争ものの映画って実はあんまり観たことがない。
でもこの映画、結構特殊なのかも?と思いました。

人の狂気(サガのようなもの)を感じる話で、この映画が面白くなるのはラスト10分。
田中泯の圧倒的説得力…。
自分が自分に正しいと課していることに対する葛藤。
キレイごとで片付けられない正義のあり方。
観た後に複雑な気持ちにならざるを得ない。
なんかまだうまく、自分の感想が言えない。

日本人は負け方を知らない、最後の1人になるまで戦ってしまうというのは、自分のこととしてわぁそうだなぁと思ってしまった。
私もほんとにほんとにダメって自分で納得できない限り、いつまでも戦っちゃう。
ぬっきー

ぬっきー