はああ〜〜感嘆、そして鳥肌。
評判の良さは聞いていたけれども、確かに良かったです。
これは戦争映画ではありません。戦争シーンなんてほんのこれっぽちです。でも、そのこれっぽちの冒頭シーンに得意とするVFXを凝縮して圧巻の幕開けとなっています。これもすごかった。
あとは軍隊も戦争も大嫌いな菅田将暉が、日本を戦争から食い止めるための戦艦見積もり見直し作戦が始まります。
見応え抜群の決定会議。天才を凌ぐ天才の出現。
鳥肌が立ったのは、皆が驚いたであろうあの歴史の新解釈です。斬新でした。
あっと驚く展開に華を添えたのが、佐藤直紀の音楽でしょう。天才たちの頭の中で何がこの国にとって最も利益に繋がり、最善の策となるのかを瞬時に計算しているような音楽に心が震えました。
わずかな時間で与えられた材料だけで解を導き出した櫂少佐。最初から諦めて「できない、無理だ」と言っている人には成し得ないことでしょう。材料が無いから諦めるのではなく、与えられた材料から最適解を導き出す能力。
数学者でなくても普段から心がけたい考え方です。
