◾︎一言
「真実の先の解」
◾︎選んだ理由
あらすじを読んで気になっていたので
◾︎こんな人にオススメ
難しくないが見応えのある映画が観たい人
◾︎感想
▪︎ストーリー
ー戦艦大和は造られ、沈没した。
ー天才数学者は、大和造船を数学で止めようとした。
この事実の対立から導き出されるストーリー展開が秀逸。
結末が最初から分かっていることそのものが、この映画のラストの鳥肌を生み出す作りになっている。
感動でもないこの感情は何なのか。
ラスト、真実の先にある"解"を目の当たりにした瞬間の、鳥肌。
善と悪、正と誤。このような二面は
組織、個人、あらゆる人間の異なる思想や感情の重なりの中で生まれるものなのだ、と思わされた。
誰が、どこから見るかで、答えは変わる。
ラストのシーン、不謹慎かもしれないが、美しい、と思ってしまった。
戦艦大和について、当時の時代背景についてもっと知りたい。
▪︎その他
田中泯×菅田将暉、with柄本佑、最高に良かった。
また菅田くん…?と思っても
やっぱり菅田くんなんだよなぁ…と納得させられてしまう演技力。若いからこその青臭い雰囲気をも存分に活かしてこの役を全うしている。
特にあの、田中泯に詰められて浮かべた表情、ラストの表情が素晴らしかった。あの表情観るためだけにこの映画もう一度観れる。
柄本佑はしっかりとした演技でこちらの心を鷲掴んでくる。櫂(菅田将暉)と出会った時から、時間が経つにつれて櫂に魅せられて行く姿が見どころ。
田中泯にはくれぐれも、お気をつけ下さい。
メガネが、コナンくんになります…
あと浜辺美波は、その美しさだけでしっかりこの映画を彩っていて凄いと思いました。
脚本と俳優陣の演技を
クオリティの高いVFXが支えていてそれも素晴らしい。
ただ唯一、この映画のポスターは好きじゃない。
あえて、ここまで菅田くん押し出さないで欲しかったなぁ…
ますます映画に関わる仕事もやりたくなってしまった。
◾︎この映画を観た人にオススメ
イミテーションゲーム