竹野康治郎

アルキメデスの大戦の竹野康治郎のレビュー・感想・評価

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)
3.9
シネマンションでもご紹介しておりますので、是非ともご覧ください!
https://www.youtube.com/watch?v=U-Rn3eS1GBY
RaMuちゃんとあんこさんがネタバレなし感想をしています

原作は三田さんの漫画「アルキメデスの大戦」です。原作は読んでいません。ギリシャの偉人であるアルキメデス。科学者や数学者であった彼の名前を使うのにぴったりな作品でした。

思った以上に深い映画で面白かったです。戦争映画ではありますが、ドンパチするような作品ではないので苦手だなと思う方でも見られるかと思います。数学で戦争を止めるという設定も面白いながら、ストーリーはちょっと「半沢直樹」にも似た展開となっていて、最後の結末はどこに向かうのか!?と思うと緻密に作られているのがよく分かりました。ストーリーで緊張感をもたせつつ、キャラクターで緩和を生み出すという新しい形だったなと思いました。

「数字は嘘をつかない」という言葉に間違いはないです。その数字をどのように扱うかは人間であり、そこ意味が隠れています。これは現代でも通ずるところがたくさんあります。数字、組織と個、上司と部下の思惑、癒着やロビー活動などなど。

是非とも夏休み映画の一つとして、劇場でご覧ください。

2019年公開作品 100本目
竹野康治郎

竹野康治郎