Newman

アルキメデスの大戦のNewmanのネタバレレビュー・内容・結末

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

皆さんの評価、高いですね。確かに巨大戦艦の戦闘シーンは迫力がありました。東大数学科の数学の天才が海軍少佐になって巨大戦艦の見積もりを作り、巨大戦艦の建造費の嘘を暴くという話なのですが、最後のシーンはどんでん返しが続きます。それが自然だったし説得力もありました。最後の最後に、造船中将がなぜ巨大戦艦を作るのか海軍少佐に話すのですがウンウンと思いながら見ていました。なかなかいい設定じゃない(?)とニヤニヤしながら。そんな造船中将でも大本営が嘘をつき続けたために、日本人が戦況を正確に見抜けなかったということは想定できなかったでしょうね。そのため巨大戦艦を沈められても戦争は終わらず、広島、長崎の原爆まで戦争は終戦を迎えることができなかった。そうなると、造船中将が巨大戦艦を建造した意味がなかったというのは、最後の最後のドンデン返しだったねと思い映画を見終えました。その後、家に戻り良く考えてみたのですが、造船中将の戦況が極めて悪くなっているのを分からせるために巨大戦艦を作るという話はやっぱり無理があるように思いました。
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