法月

アルキメデスの大戦の法月のレビュー・感想・評価

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)
3.7
冒頭、撃沈する戦艦大和のど迫力の映像...
おぉ、掴みはOK!
けど、クライマックス最初に見せちゃって、この後どうするの???

...と思わせといて、最後まで観た者は皆、その大和の壮絶な最後に思いを馳せざるおえずに感動を生みだす、という仕掛け、これはお見事!

数学で戦争を止めようという若者。まずこの発想が面白い。
天才、菅田将暉と凡人(失礼)、柄本祐のバディ感がいい。
ヒロインはちょっと違う(個人的好みかもしれません、ごめんなさい)。
そして敵役、田中泯の存在感。この映画の成功の鍵は、半分以上この役が握ってるようなもの。とても良かった。
けど、舘ひろしの山本五十六はちょっと違う(個人的好みかもしれません、ごめんなさい)。


日本人にとって、戦艦大和は特別な存在。
その思いは、自分の中にも確かにあるんだよなぁ。
今の十代、二十代にその感覚が通じるのかどうかわからないけれど...

(まぁ、宇宙戦艦ヤマトの影響も多分にあるんですがね、自分の場合)
法月

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