けーな

15年後のラブソングのけーなのレビュー・感想・評価

15年後のラブソング(2018年製作の映画)
4.3
かなり好きな話だった。原作者は、「アバウト・ア・ボーイ」を書いた小説家のニック・ホーンビィで、映画の脚本も幾つか書いており、「17歳の肖像」「ブルックリン」は、彼の作品。私は、ニック・ホーンビィの作品が好きなのかもしれないなあと思った。まだ観ていない彼の作品も観てみたいと、とても思う。イーサン・ホークが、今作のインタビューで、ニック・ホーンビィが好きで、「アバウト・ア・ボーイ」に出演したかったとまで言っているので驚いた。ヒュー・グラントの役をイーサンがって意味なのかな。アメリカ版「アバウト・ア・ボーイ」もいいかも。

今作の舞台は、イギリスの海沿いの街サンド・クリフ(ロンドンの北東)で、主人公アニーが住んでいる。イーサン演じるアメリカ人のタッカーが、ロンドンとサンド・クリフを訪れる展開がある。

主人公アニーの住む家の内装が、素敵だった。

それにしても、イーサン・ホークがいい。やっぱり、すごく巧い。こういうダメなところがある男を演じるのが、ほんと巧い。それに、ダメ男なのに、惹きつけられる。15年前にコンサート会場から忽然と消えた謎のロックミュージシャンを演じているため、イーサンが、映画内で、歌も歌っていて、それも、すごくいい。

そして、やっぱり、邦題が、良くないなと思う。これだと、ストーリーとは違うイメージができてしまう。原題は、「Juliet, Naked」。イーサン演じるタッカーの代表曲「Juliet」が入ったアルバムの名前で、このアルバムが、映画内では、重要なのだから。

アニーを演じるローズ・バーンも、良かった。撮影当時、妊娠6ケ月だったのにもかわかわらず、お腹が目立たないように撮影したのだそうだ。ウザいオタクの彼氏を演じたクリス・オダウトも、はまり役だった。