回想シーンでご飯3杯いける

15年後のラブソングの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

15年後のラブソング(2018年製作の映画)
2.5
パートナー役のローズ・バーンとクリス・オダウド。2人の間に入ってくるのは'90年代に活動していた知る人ぞ知るロックミュージシャンという設定のイーサン・ホーク。3人共、ヒューマンドラマに登場する中年役としては手堅い俳優だし、程よく現実離れした設定も良い。

気ままに生きてきた3人の人生のちょっとした転換期、、、、なんだけど、3人の半生があまり描かれていないので、本当に表面的な雰囲気映画で終わってしまうのが辛い。せめてイーサン・ホークが演じるミュージシャンは、辛い過去を掘り下げるか、圧倒的な過去の名曲をアクセントとして配置する等が無いと、単なる女好きで気ままな中年にしか見えない。この3人を起用した贅沢さを活かせていないのはもったいない。