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マンディ 地獄のロード・ウォリアーのJIZEのレビュー・感想・評価

2.0
残された男の気が狂った復讐系血みどろゴア描写しか映画の印象はのこらず欠伸が出るほどつまらない駄作だった。いわゆる愛妻を殺害された男が復讐に繰り出す単調さや神話描写っぽい主要キャラたちの赤で統一されたデフォルメ感は100歩譲ってもZ級描写のオンパレードで吐き気をもよおす程に内容が酷い。宣伝で海外での凄まじい人気が謳われてるが一体誰が評価したのか知りたいレベルの駄作だった。

全編はどこか寓話的な語り口で鈍重に前進するため登場キャラたちが今何を喋っているのか目を疑い見落とすレベルの低クオリティだったように感じる。まさに前半と後半で緩急が真逆になる構成一発で勝負をかけたような作品であろう。最後に近年のニコラス・ケイジが海外で絶賛されてるかは本気で彼のキャリアを心配させるがマジで作品選びに迷走してる感じが否めずここまでドン底に落ちてしまったか…と観る者を落胆させてしまう。本作はニコケイ史上でも文句無しで一二を争う酷な大駄作でした。
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