るい

The Catcher Was a Spy(原題)のるいのレビュー・感想・評価

The Catcher Was a Spy(原題)(2018年製作の映画)
3.4
この作品で真田さんの海外映画作品は取り敢えず全部見たぞ🥰ひゃっほー!

この映画だけ日本未公開で見れてなかったので設備を整えいざ鑑賞👀DVDはAmazonで買い、リージョンフリーDVDプレイヤーも安いのを中古で買った!

ちなみに、日本語吹き替えも日本語字幕もないので何となくのストーリーしかわかりません🥺真田さんのシーンだけちゃんと聞いた。登場は10分くらいかな。

ざっくりのストーリー。
大リーグでもプレイするキャッチャーのモー・バーグ。彼は野球選手だが実は戦略情報局OSSというアメリカ政府組織の工作員でスパイでもある。(これが、タイトルの意味だと思われる)第二次世界大戦下、原爆を研究しているドイツの物理学者ハイゼンベルク暗殺の指令がだされ、バーグもこの作戦に参加する事となる。
(👆知らんけど精神で書きました。)

このストーリー自体は史実をもとに構成されているよう。俳優陣は豪華なのに日本で未公開なのは、バーグの日本でのスパイ活動やその記録から日本本土が爆撃されたりと、エンタメとしてでも少しセンシティブすぎるからなのだろうか。(この映画では日本本土攻撃の描写はは無い)

この暗殺計画の前にバーグは日本にも訪れている。この時はまだ戦前で、日米野球の親善試合が行われていた。そこでバーグとカワバタイサオ(歴史の教授)は知り合い日本料理屋で友情を深める。

多国語を操るバーグはポール・ラッドが演じていて、いつものおちゃらけな彼では無くとてもシリアスな役柄。でも彼らしい人柄は残っていて、スパイと言えど良心が垣間見える。

真田さんは日本人のカワバタイサオ役。彼はこれから何が起こるのかを予見しているようだった。物腰の柔らかい聡明な教授役が真田さんにピッタリだった。(ちゃんとメインクレジットに記載ある役どころ)

OSSのメンツの中にはガイ・ピアースもいたな。ドイツの物理学者ハイゼンベルクはマーク・ストロングで相変わらずええ声でセリフを言っておりました。何を演じさせても色気がありますね。


⭐️以下、自分用メモです-----
この会話自体はネタバレでも何でもないですが、
今後見られる予定のある方はご注意下さい。

真田さんとポール・ラッドのざっくり会話メモ

日本料理屋にて(Kカワバタ、Bバーグ)
K:野球の事、何も知らないので教えて。
B:何も知らないのか?
K:何も。
B:野球の試合は成功より失敗の方が多い。
K:人生に似てるね。

B:野球を知らない教授がなぜ試合を見にきたのか?
K:わからないかもしれないが、この訪問はスポーツの枠を超えた重要なもの。私たちの文化は違うし、かけ離れている。お互いを知る事をやめたら、もうゲームはない。

K:ここは楽しい?
B:ええ。
K:なぜ?
B:私はユダヤ人で教会の野球チームに入っていた。今はユダヤ人の教えを実践してはいないが、私は他の子達とは違っていた。本名も言わず溶け込もうとした。私は隠れたかったし、うまくいっていた。

K:隠れるのは好き?
B:ええ。今でも本当の家は無いし、妻も居ない。イサオは?
K:結婚して6人子供がいる。妻は肥沃だ。私も隠れるのが好きだな。

B:重要な質問をしていいか?
K:どうぞ
B:あなたは歴史の教授だ。私たち二つの国は戦争になりうるか?
K:なりうる。一歩ずつ進んでいる。それは必然的な事だ。全てが変わり、そして、私たちはそれぞれの役割を果たす事になる。この訪問を最後にもうお互い会う事はないだろう。

B:あなたが間違ってる事を祈る。
K:私もだ。

この後真田さんがポール・ラッドの手を触れ、ポール・ラッドも手を重ねる。のあと、誰かと寝ていたと思わしきベッドからポール・ラッドが目覚めるシーンがあるのであの後二人は寝たのか。後の場面でバーグはクィアか?って聞かれるシーンがあるのでそういう事なのかもしれないな。
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