「ブーリン家の姉妹」にもメアリーが出てくるけど
こちらは別のお方。
フランス王妃となり 国王亡き後は
「クイーン・オブ・スコッツ」と呼ばれた
スコットランド女王メアリー・ステュアート(シアーシャ・ローナン)の物語。
イングランド女王エリザベス1世(マーゴット・ロビー)は 従姉妹にあたる。
マーゴット・ロビー美しいのに
ずっと険しいお顔をしていたな。
それに比べて 芸術を楽しみ
「再婚したいわ！」と従者との雑談も交わすメアリーは
美しく華やか。
口癖は イングランド王位継承権を！
スコットランドだけじゃダメなんかい。
女の君主である事が気に入らない男たちの謀反(リッチオ殺し等)によって
滅ぼされたメアリー。
美しさ故に愛にも生きて 足元を固める事をしなかった彼女の哀しき没落。
エリザベス一世とは 同じ女性として国のトップである孤独という共通点がありながらも
お互いに一線を置くという心理戦が繰り広げられる。
イングランドへ亡命後にエリザベスの恩赦があったにも関わらず
自分が嵌められた謀反に 自らもそれに手を染めてしまったメアリー。
裏に野望を隠しつつ 頻繁にエリザベスに手紙をしたためたメアリーに対して
彼女を突っぱねたエリザベス。
女王としての2人の生き様の違いは
ジャケットの彼女たちの見せ方についても
真正面を見据えるエリザベスと
後ろ向きで前を眺めるメアリーの
この違いも 2人をうまく表している。
[MEMO]
·クイン·メリー 愛と悲しみの生涯
·メアリー·オブ·スコットランド
