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ふたりの女王 メアリーとエリザベスのmamのネタバレレビュー・内容・結末

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ふたりの女王というよりはメアリー視点だったので原題のMary, Queen of Scotsの方がしっくり。
気高く美しく時に野心に満ちた、高貴な血筋のスコットランド女王メアリー1世(メアリー・スチュアート)
イングランド女王エリザベス1世が天然痘に罹るや否や、イングランドの王位継承権をも主張し始める。
庶子である異母兄のマリ伯ジェームズやエリザベス1世に対して、スチュアート家の正当な血筋である自分が格上とばかりに見下したような態度が度々鼻につく。

謀反により惨殺となったメアリーのお気に入りリッチオ。メアリーの愛人であったはずのリッチオが本作では何故か夫の浮気相手(男色)になっていて、エリザベスの侍女や臣下がアジア人や黒人という、むりくり人種やジェンダー盛り込みました感。この時代背景にポリコレ必要かな...。

処刑台での黒から赤(殉教の色)への衣装替えが、歌舞伎の引き抜きみたいでカッコ良かった。(ボウイのKANSAI衣装思い出した)

2022-423
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