今年に入って英国女王モノを何作か鑑賞してるけど、映画の題材として面白いのだろう。 史実とは脚色されてる部分もあるだろうけど、興味深く鑑賞した。 肖像画で見た様な衣装と髪型。 主演の二人が素晴らしかった。
今作はスコットランド女王メアリー・スチュアートと、イングランド女王エリザベス1世の波乱に満ちた人生を映し出す。 毅然として野心に溢れる女王に比べて、出て来る男たちがクズばかりで、やる事がセコイし小さい。 2人の女王はお互いを認め合いながらもトップは２人は要らないわけで「女王は私だけよ」と腹の探り合いと攻防戦。 女王とは周りに沢山人が居ても孤独。 全てを手に入れようには男として生きるしかなかったのか、血筋で正当性をゴリゴリ主張するか。 この時代は敵ばかりで、どちらの女王も気が休まる日があったのだろうか。
華麗な衣装、真に迫る演技、気品ある佇まいは見応えあった。
