あおい

ふたりの女王 メアリーとエリザベスのあおいのレビュー・感想・評価

3.3
清き血統は、時に傲慢で…

マーゴット・ロビーと、シアーシャ・ローナンの女同士の歴史バトル!
もはや貫禄のあるマーゴット・ロビーが素晴らしい!あまりの白さと巨大な赤髪には、「アリスインワンダーランド」の赤の女王にしか見えんかったけど( ^ω^ )

お話は、
16 世紀中頃、フランス王妃のメアリー・ステュワートがスコットランドへ帰国する。生粋のスコットランド王家であるメアリーは、エリザベスが治めるイングランドの王位をも主張する。
負けじと権威を振るうエリザベス、果たしてこの国を真に治める資格のある女は、誰なのか?

このメアリーの血筋が、ゆくゆくは今のグレートブリテンの血筋につながると思うと、メアリーの夢は叶ったんですね。
ひたすら傲慢で、男を種馬として利用する強かさには恐怖すら覚えたけど、最後は可愛そうな人やなって思いました。

一方のエリザベス女王はさすが一国の主人。どんと構えて、錯乱したのかと思ってもしっかり政治を執る姿勢はやっぱり真の女王。何を持って勝利とするかですが、人間的にはエリザベス、政治的にはメアリーの勝ち、なのかな。

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