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ふたりの女王 メアリーとエリザベスのkokeのレビュー・感想・評価

4.0
シアーシャ・ローナン、マーゴット・ロビー、ふたりの女王を演じた、今輝くふたりの名演技は恐れ入りました。ストーリーオブマイライフを観た直後だから、余計にシアーシャの演技力が素晴らしいものだと感じ入れました。女王らしく芯を持ち、男性と対等な関係を維持しながらも女性らしさを追求していったメアリー・ステュアートと女性らしさを捨て恋も封印し、自分はもはや男であると称して君臨したエリザベス。ふたりの相反する生き方は、どちらも国を想ってのこと、そこにウソはないにも関わらず、家臣の男性陣のホントにしょうもない権利争いに巻き込まれ、悲劇に巻き込まれていくさまはなんともやりきれない気持ちになりました。メアリーとエリザベス、各々の立場からの悲哀に満ちた表情は深く感情移入出来るものがあり、それは彼女達の演技力そのものであると感じています。イギリスの歴史物映画をさらに観たくなりました。
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