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私のお祖母さんのbrianのネタバレレビュー・内容・結末

私のお祖母さん(1929年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

無声映画時代の伝説的作品。一人の役人が失職し、再就職しようとする顛末をとおして官僚主義を痛烈に批判する。アニメーションを斬新に使い、ソ連体制下、アヴァンギャルドでアナーキーな力に満ちた内容のため、ジョージアで初めて公開禁止になった作品。

まず、役所は円形になっているのが目を引く。これなら目的の部署へ行きやすい。それにしても、入口付近に設置しているゴミ箱からはみ出たゴミの多さが目立つ。もちろんコンピューターがなかった時代。
後半からはチャーリー浜似の人物が登場してハロルド・ロイドばりのコミカルなアクションを披露。いつも怖い奥さんの尻に敷かれている。奥さんは化粧の濃さと顔芸でホラー映画を観ているようだった。
階段付近に設置している銅像が突然動き出してタバコのポイ捨てをする人に注意する。ハナ肇の銅像ネタはここからか。

因みに、ジョージアの人によれば、題名の「お祖母さん」は「後ろ盾」を意味したという。

https://youtu.be/aoFMLracsZw
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