よくこのテーマを描いたと思う。
辛くて苦しくて、胸糞悪いけど、一度見てしまったら、逃げてはいけない。
この世界の何処に、同じような人たちが存在する一方で、生活保護や障害者年金もなく生活するのが、少し疑問だった。
多分制度を知らないのかな。
知的障害者を何十年も身近でずっと見てきた私には、申し訳ないが全く知的障害には見えなかった。
演技は頑張っていたのだけれど。
もう少し、お金だけではない家族の苦しみも描いてくれたら、最後の兄の気持ちがもっと伝わるはず。
えげつない感情があったり、綺麗事だけで済まない事もあるけど、妹を守るのは自分だけなんだから。
いい映画なんだけど、大切に知的障害者を育ててきた祖父母から聞いた話の方が、凄まじ過ぎて、イマイチでした。