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隣の影のKのレビュー・感想・評価

隣の影(2017年製作の映画)
4.0
影の侵食。
一本の影は越えてはならない一線だった。

閑静な日常に生まれた不穏にじわじわと蝕まれ視界が狭くなっていく過程がとてもリアル。"何かが起こる"と常に心に不安を持たせ、最後には静かに不気味に爆ぜてくれる北欧映画の狂気、大好物です。

ドライに、繊細に、不信に描かれたこの戦慄の悲喜劇の結末を誰が予想できただろうか。
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