【 隣人トラブル、そして全面対決！ 】
夏のアイスランド、首都レイキャビク。
モダンでお洒落な共同住宅と広い庭。
そしてトラブルの根源である大木。
木漏れ日は美しいのだけど。。
そこに隣あわせに住む2軒の夫婦。
1軒は、シェパード犬を飼う歳の差夫婦。
もう1軒は、ペルシャ猫を飼う老夫婦。
ペルシャ猫老夫婦には、出戻った次男。そして行方不明のままの長男の存在も。。
しかし後半の展開はトラウマ級！
ブラックコメディなのか、サスペンスなのか・・・ と、見事に振り回された。
そして主役は、やはりいつも苦虫を噛みつぶしたような顔の偏屈インガ母さんことエッダ・ビヨルグヴィンズドッテル。彼女はアイスランドのコメディアンでもあるようだ。それを聞くと、本作の演技の力量に感心してしまう。
<サウンドトラック> 全10曲
→ Amazon Music Unlimitedにて配信。
アイルランド出身のコンポーザーDaníel Bjarnasonのセンスが光っていて、生ピアノ(打楽器的なアプローチ)やバイオリン(ギィギィ言わせる)、そしてアナログシンセを多用したSE的な展開をして、観ている者を不安にさせていく。あと、サントラに未収録だが母親インガが、リビングで'ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番'を聴いていた。
