マロンミルク

この世界の(さらにいくつもの)片隅にのマロンミルクのレビュー・感想・評価

4.5
年内最後の劇場鑑賞にこの作品を選びました。間もなく2019年も終わり
あと数日でオリンピックyearの2020年へ‥世界平和の象徴であってほしい、オリンピックに向けて感慨深く鑑賞してきました。

前作に約40分追加された作品でも、またまた感動、またあらたに、人々の想い、感情がさらに深くわかりました。
167分の長丁場もダレることなくしっかり凝視してまいりました。

ボーッと生きているすずちゃん。18歳でいきなり呉に嫁いだすずちゃん。居場所が見つかるのか?的な視点も、前作を鑑賞したあともあり、また今回加わったりんさんとの物語等で、よりわかるようになりました(^ω^)

また戦争映画によくある、戦争は怖いんだよ的な映像(怖いんですが)ばかりのシーンではなく、呉の女性達の逞しさ、『使えるものを使って戦っている』などがよくわかる、料理や生活シーン、画風、すずのほんわかさ、場面場面でのオチでのほっこりした笑い等あり、
この『戦争映画』は、ひと味違いまする‼️

戦火迫る中での巡る四季
日付のカウントダウン
8.6の原爆投下までの空襲警報の多さで疲弊していく姿‥
(そんな中でも、この警報は外れやとか、警報飽きたとか逞しい❗)
白い腕に、青い痣‥
戦争孤児
ラストはやはり、涙がポロリ😢

平凡なようにうつる日常。
でも必死に生きているすず達には、戦争の怖さ、悲惨さもちゃんとわかるようになっていますが、戦争も日常のひとつの出来事のように感じさせる、明るさ逞しさを感じさせる、画風、すずの声
やはり、のんの声優良かったです。
テルとの交流シーンも良かったです😭

前作も今作も、いろいろな言葉が刺さって‥まだ抜けず‥余韻が凄い作品です。
『しみじみとニヤニヤと』余韻に浸っております。
マロンミルク

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