待ってました！！
もともと原作が好きなので、前作ではバッサリカットされたリンさんパートに納得がいかず監督にもメッセージ送っちゃったくらい。(笑)
今回はほぼほぼ原作に沿った完成版になっていて、もう、とっても満足です。
北條家にヨメにきたすずさんと、周作が少しずつ本当の夫婦になっていく物語。過去に好きだった人もいる、まだ残る想いもある、それでもふたり重ねた日々の中で互いがかけがえのない存在になっていく。
夢のような桜吹雪の中でリンと交わした小さな約束を心に秘めて、紅をさし周作を見送るすずの強さ、苦渋の選択で哲とすずをふたりにさせた周作の痛み、そんなこんなを抱えながら夫婦という名の船は前に進むのだ。
「ありがとう、この世界の片隅にうちを見つけてくれて」
今、ここに二人でいること、ふたりであることの意味。意味なんてないのかもしれない、でもその大切さを思いあえたら、それだけでいいんだ。
ありがとう監督、ありがとう制作の皆様。
この素晴らしい傑作をアニメで味わえるしあわせを噛みしめて、わたしもすずさんのように強くしなやかに、生きていきたいと願うのです。
