boringman

この世界の(さらにいくつもの)片隅にのboringmanのレビュー・感想・評価

4.0
素晴らしい作品だった。戦時中の日本を描いている。しかしながらそこに出てくる登場人物は極々普通の人。恋や家族、人間関係で悩むし喧嘩もする。そんな極々普通を描いているのが尊い。
もちろん戦争による辛い出来事があるけど、それすら飲み込んで前へ進む主人公すずさんの姿に胸が熱くなる。

この映画の作画というか絵が凄く印象的。どこのシーンを切り取っても一つの絵として成立するぐらい素晴らしい表現だった。
主人公のすずさんは絵を書くことが好きなんだけど、映画を見ていると何故かこの映画の絵はすずさんが描いているという不思議な気持ちになってきた。
boringman

boringman