中学生の時から読んで約10年、大学生の時に観て4年。
リンさんと周作さんのお話、原作よりも詳しく書き足されましたね…。ちょっと言葉多かったような…(個人の感想です。)
それにしても、わたしはアホです。
ようやっとふつうでいてくれっていう「ふつう」の意味がわかった気がする。わたしなりに。
どこにもぶつけることができない憎悪や悔しさでのんびり、おおらかのすずのふつうも歪になってしまった。
ほんとうに悲しくてやりきれない。
ほんわかしたイラストで少し滑稽に描かれていただけに残酷さが増す。
「なんにも知らないで死にたかったなぁ」
っていう言葉で涙が止まらなかった。
私たちは戦争を経験していない。幸運なことだけど、どこかで歯車がおかしな方向回るかもしれない。
だからこそこの映画を観て欲しいと思う。
わたしもあと何十回が観ないとダメだな。映画化してくださってほんとうに感謝。
この映画を見た方はこうの史代さんのお話「夕凪の街 桜の国」を読んで欲しい。
原爆はあの瞬間だけじゃない。
被曝者とその被曝者の第2世代の生活、人生のおはなし。