前作見ずして前知識もなく初見でした。
168分の長尺のなかで、すずのお茶目な行動にふわっと頬が緩んだり、周作との恋愛にキュンとしたり、戦争の惨さに息を呑んだり。鑑賞中も映画館を出たあとも、自分は色々な人に出会い、影響されて生きていて、周りにいる皆んなにそれぞれの人生、居場所があるのだということを強く感じた。
戦争を題材にしているとは思えないほどの鮮やかで柔らかな絵のタッチ。だけど戦争の惨さを描写する場面では、息を呑むほどに胸に迫ってきて、込み上げてくるものがあった。
すずが工夫を凝らして料理をするシーンが好きでした。戦時中の日常と暮らしの知恵を知りました。