オザキ

映画 としまえんのオザキのレビュー・感想・評価

映画 としまえん(2019年製作の映画)
1.0
ホラー舐めすぎ案件

<あらすじを一言で>
女子高生5人組が”としまえんの呪い”にかかる話。

お手本の様な駄作ホラーだったので、個人的に見所をまとめました。

①冒頭
ホラー映画の冒頭に恐ろしいシーンを映すことで、観客を引き込むのはもはや常套手段と言えるでしょう(『死霊館』や『ライト・オフ』など)。これは漫才で言うところの”つかみ”という奴で、冒頭シーンの怖さでホラー映画のレベルがわかると言って良いほど重要視される指標です。何が言いたいかと言うと、『としまえん』の冒頭シーンは史上最低だったよという話😫 映画始まって2分で心が折れかかりました。興味ある人はそこだけアマプラで見てみることをオスメスします。


②キャラクター
6人の仲良し(?)JKが登場します。おそらく皆アイドル出身でしょうから、演技がお遊戯レベルなのはもう許します。ただこの6人の個性がゼロで、誰もキャラが立ってないのはさすがにヤベェ。全員が性格ウザいモブキャラみたいな感じです。

ホラーの登場人物は軽視されがちですが、感情移入できるキャラ/好きなキャラがまるでいないのは大問題です!誰かが死んだ所で怖くも悲しくもなれないということ、つまり緊張やハラハラ感もなくなってしまいます😨 こうなると、ホラー映画はただの死亡シーンが並んだカタログ映像でしかありません。せめて1人くらいは興味深いキャラを作ってクレメンス…。


③演出
正直コレが『としまえん』の一番終わってるポイントです。②で言った様に仮に死亡シーンのカタログになったとしても、実際はホラー演出でカバーが可能です。『13日の金曜日』は、殺害方法が視覚的に面白いのでキャラ描写が雑でもそこそこ楽しむことができました。

一方『としまえん』の演出は

①仲間の誰かが途中でいなくなる

②「あれ?~ちゃんどこ行った?」

③繰り返し(消えた子は出てこない)

いやマジでFu○k過ぎる。人を怖がらせようというやる気が感じられない。さすがにホラー演出がゼロのホラー映画に出会ったのは初めてのことです。ここまでくると監督は一体何を作りたかったのか本気で考え始めました。きっと美少女を”としまえん”で撮影してPR動画を作りたかっただけで、内容はほんとに何でも良かったんだと思います。


怒りのあまりに汚い言葉を使ってしまいました🙇‍♂️ちなみに、 『としまえん』は令和になって初の記念すべきホラー映画らしいです。
オザキ

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